─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
野辺に咲く秋桜の花弁が、陽のひかりをうすく透かして揺れているさまが目に浮かぶ。「ひかりを透かす」の語に、静かで柔らかな時の流れがひそみ、秋桜の儚さと野辺の寂びがそっと重なる。風も音も遠く、景と心とが静まり合う趣きあり。「秋桜ひかりに揺るる野辺の道」とすれば、七音の調べもさらに澄むと見ゆ。
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野辺に咲く秋桜の花弁が、陽のひかりをうすく透かして揺れているさまが目に浮かぶ。「ひかりを透かす」の語に、静かで柔らかな時の流れがひそみ、秋桜の儚さと野辺の寂びがそっと重なる。風も音も遠く、景と心とが静まり合う趣きあり。「秋桜ひかりに揺るる野辺の道」とすれば、七音の調べもさらに澄むと見ゆ。