─── ✦ 評 点:93点 ✦ ───
「白白と秋の空」と言い切りて、澄みきる気配を映す。その下を「犬とわれ」と並び行くさま、簡素にして余情の趣きあり。雲の光は白紙のごとく広がり、人と犬とを等しく包むと見ゆ。日常の歩みをそのままに句へと刻み、さびと軽みをともに宿す構図なり。余白にこそ心のひろがりを残す一句といえん。
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「白白と秋の空」と言い切りて、澄みきる気配を映す。その下を「犬とわれ」と並び行くさま、簡素にして余情の趣きあり。雲の光は白紙のごとく広がり、人と犬とを等しく包むと見ゆ。日常の歩みをそのままに句へと刻み、さびと軽みをともに宿す構図なり。余白にこそ心のひろがりを残す一句といえん。