─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
雨の軒から落ちる雫に猫がちょいと手をのばす、その光景がなんとも愛らしいのう。「つたふ雫」という言葉に秋のしっとりとした情緒があり、冷えゆく季節の静けさをやわらげておる。濡れるのもかまわず手を伸ばす猫の仕草に、無心のあたたかさがにじむじゃなかろか。小さな命のぬくもりを雨の冷たさと対照させた句で、おらの心もほころんだよ。
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雨の軒から落ちる雫に猫がちょいと手をのばす、その光景がなんとも愛らしいのう。「つたふ雫」という言葉に秋のしっとりとした情緒があり、冷えゆく季節の静けさをやわらげておる。濡れるのもかまわず手を伸ばす猫の仕草に、無心のあたたかさがにじむじゃなかろか。小さな命のぬくもりを雨の冷たさと対照させた句で、おらの心もほころんだよ。