冷雨割き仙翁花燃ゆベンチ横

冷雨割き仙翁花燃ゆベンチ横” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───

    「冷雨割き」の切れ味ある上五が、秋雨の冷たさと空気の密度を鋭く伝える。続く「仙翁花燃ゆ」にて、濡れながらもなお炎のように咲く花の姿が鮮烈に立ち上がり、自然の生命力と季の移ろいとが交錯する。「ベンチ横」という結びが、静かな人の営みと野の景とをさりげなく結びつけ、ひとときの光景を写生的に留めた。写生と詩情が高い次元で融け合い、冷たい雨のなかに潜む温もりを見せる句の趣きあり。

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