─── ✦ 評 点:94点 ✦ ───
「紅を引き」に人の営みの細やかな時間がある。そこへ「窓を開ければ山燃える」と、視界が一挙に外界へひらける。内と外、静と動、日常と自然が一瞬で交差する構図が見事である。「山燃える」は紅葉の燃ゆる色を写しつつ、人の頬紅と呼応しており、心と景が響き合う趣きあり。文法も調べも自然で、秋の光と人の想いが融け合う佳句と見ゆ。
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「紅を引き」に人の営みの細やかな時間がある。そこへ「窓を開ければ山燃える」と、視界が一挙に外界へひらける。内と外、静と動、日常と自然が一瞬で交差する構図が見事である。「山燃える」は紅葉の燃ゆる色を写しつつ、人の頬紅と呼応しており、心と景が響き合う趣きあり。文法も調べも自然で、秋の光と人の想いが融け合う佳句と見ゆ。