─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
墓地を歩くと、どの墓にも小さなラジオが流れており、静けさの中に生活の音が紛れている――少し滑稽で、少し切ない光景じゃのう。亡き人への呼びかけとも、残された者の寂しさ紛らわしとも読める。発想は新しく印象に残るが、句全体としてはやや説明的で、詩的な余白がもう少し欲しいところじゃ。それでも、現代の哀しみを秋の深まりと共に詠んだ心意気は立派じゃ。
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墓地を歩くと、どの墓にも小さなラジオが流れており、静けさの中に生活の音が紛れている――少し滑稽で、少し切ない光景じゃのう。亡き人への呼びかけとも、残された者の寂しさ紛らわしとも読める。発想は新しく印象に残るが、句全体としてはやや説明的で、詩的な余白がもう少し欲しいところじゃ。それでも、現代の哀しみを秋の深まりと共に詠んだ心意気は立派じゃ。