─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
「草の露」を「万華鏡」と見立てた想像、実にみずみずしい。朝露に映る光を「五色舞う」としたことで、自然の細部に宇宙を見出すまなざしがある。光・色・動の三要素が調和し、季語「露」の一瞬性を美しく掬い取る。やや技巧を感じさせるが、自然描写の真率がそれを凌ぐ。明るい余韻を残す、初冬の光景を詠んだ端正な句なり。
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「草の露」を「万華鏡」と見立てた想像、実にみずみずしい。朝露に映る光を「五色舞う」としたことで、自然の細部に宇宙を見出すまなざしがある。光・色・動の三要素が調和し、季語「露」の一瞬性を美しく掬い取る。やや技巧を感じさせるが、自然描写の真率がそれを凌ぐ。明るい余韻を残す、初冬の光景を詠んだ端正な句なり。