─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
澄みきった「瑠璃空」に、飛行機雲を「傷ひとすじ」と捉えたところ、静寂を破る微かな痛みのような趣が漂う。空の深さを背景に、白き線がひと筋だけ伸びる様子は、言葉を費やさずとも余情を抱き、過ぎゆく時の痕跡を淡く残す。自然の大きさと人の営みの細さが対照となり、空の透明がいっそう強く胸に沁みる。潔い構図にして、間の美を生かした句と見ゆ。
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澄みきった「瑠璃空」に、飛行機雲を「傷ひとすじ」と捉えたところ、静寂を破る微かな痛みのような趣が漂う。空の深さを背景に、白き線がひと筋だけ伸びる様子は、言葉を費やさずとも余情を抱き、過ぎゆく時の痕跡を淡く残す。自然の大きさと人の営みの細さが対照となり、空の透明がいっそう強く胸に沁みる。潔い構図にして、間の美を生かした句と見ゆ。