─── ✦ 評 点:71点 ✦ ───
夜がしんと静まり返ったころ、竹の折れる「パキン」という音にふと胸が動くのう。そこに狸の影を見つけ、思わず目で追ってしまう、その素朴な好奇心がなんともあたたかい。竹の闇の深さと、小さな生きものが暮らす気配とが寄りそい、自然と人とが境目なく混じりあう瞬間がよく出ておる。怖れではなく、ほんのりとした共感と親しみが残るところ、一茶の心にも通う句でありましょう。
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夜がしんと静まり返ったころ、竹の折れる「パキン」という音にふと胸が動くのう。そこに狸の影を見つけ、思わず目で追ってしまう、その素朴な好奇心がなんともあたたかい。竹の闇の深さと、小さな生きものが暮らす気配とが寄りそい、自然と人とが境目なく混じりあう瞬間がよく出ておる。怖れではなく、ほんのりとした共感と親しみが残るところ、一茶の心にも通う句でありましょう。