─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
「霊峰や」の据え方に、山そのものが静かに呼吸するような気配が漂う。瑠璃のガラスに映る赤葉は、自然の色を受け止める器のようで、光が澄んで届く。ガラスの冷たき青と、赤葉の温かき色が対照を成し、秋の深まりをやさしく照らす。霊峰の厳しさに対し、人の手にある瑠璃が柔らかく応じ、自然と人工の境がゆるやかに溶ける。簡潔ながら清澄な余情を宿す一句と見ゆ。
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「霊峰や」の据え方に、山そのものが静かに呼吸するような気配が漂う。瑠璃のガラスに映る赤葉は、自然の色を受け止める器のようで、光が澄んで届く。ガラスの冷たき青と、赤葉の温かき色が対照を成し、秋の深まりをやさしく照らす。霊峰の厳しさに対し、人の手にある瑠璃が柔らかく応じ、自然と人工の境がゆるやかに溶ける。簡潔ながら清澄な余情を宿す一句と見ゆ。