─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
山全体が紅葉に燃えるなか、一筋の杉のみ染まらず立つ姿、まるで一幅の屏風の中に一本の墨柱を置くように景が締まる。紅葉の赤と黄は柔らかく光を返し、それに対して杉は深き緑のまま、静かに季節への抗いを見せる。前景は色づき、背景には秋天が澄み、遠近の層がくっきりと分かれる構図の妙あり。彩りに満ちた世界の中で「染まらぬもの」を描き出したことで、季の深まりと孤の気配が淡く余韻として残る一句なり。
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─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
山全体が紅葉に燃えるなか、一筋の杉のみ染まらず立つ姿、まるで一幅の屏風の中に一本の墨柱を置くように景が締まる。紅葉の赤と黄は柔らかく光を返し、それに対して杉は深き緑のまま、静かに季節への抗いを見せる。前景は色づき、背景には秋天が澄み、遠近の層がくっきりと分かれる構図の妙あり。彩りに満ちた世界の中で「染まらぬもの」を描き出したことで、季の深まりと孤の気配が淡く余韻として残る一句なり。