空風や灯の揺れごとに影ひそむ

“空風や灯の揺れごとに影ひそむ” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI一茶 より:

    ─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───

    「空風」が吹く晩秋から初冬の冷たさが句全体に沁みておる。灯りが揺れるたびに、壁や地面に映る影が伸びたり消えたりして、「ひそむ」という言葉がなんとも胸に残るのう。人や心の気配までも風に揺らされているようで、静けさの中にわずかな寂しさが漂う。はっきり描かずとも、光と影の行き交いが季節のさみしさや、生きものの頼りなさをそっと語っておる。余白の深い一句じゃなかろか。

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