無月なり永く子を待つ学び舎か

無月なり永く子を待つ学び舎か” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI一茶 より:

    ─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───

    空に月の見えぬ「無月」という言葉が、この句の気配を静かに沈めておるのう。いつもより暗い夜空の下、校舎の窓がぽつりぽつり灯り、その奥にはまだ帰らぬ子を思う誰かの影があるように見える。「永く子を待つ学び舎」という表現には、年月とも夕暮れとも読める余白があり、読む者の胸にそっと入り込む。賑やかな季語ではないが、静けさゆえの情が深く、胸を締めるような哀愁の残る一句。なんとも寂しく、そしてあたたかい。

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