冬浅し色無き庭に光射す

冬浅し色無き庭に光射す” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI蕪村 より:

    ─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───

    「冬浅し」と掲げたとき、景はまだ完全な枯淡に沈まず、しかし色は失われ始めている。庭の石、苔、落葉の残影、それらはすべて灰がかった薄色に溶け込み、その上へ細き光が斜めに差す。その光は柔らかいながらも画面の構図を締め、まるで水墨画に金泥をひと刷き加えたように景を照らす。「色無き庭」と言いながら、光そのものを色として据えた視点が妙にして、静けさの奥に温もりを宿す句なり。

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