細枝や柿鎮座せし禅寺よ

細枝や柿鎮座せし禅寺よ” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───

    「細枝や」と据えた入りに、繊細な線の美しさと、冬枯れゆく景の静けさが漂う。その枝に「柿鎮座せし」と続けたことで、残り柿がまるで仏のように鎮まり、動かぬ時間を抱く姿が浮かぶ。結びの「禅寺よ」によって、句全体に精神の静寂が満ち、余白の気配が強く働く。言葉を削ぎながらも景を損なわず、むしろ沈黙の層を厚くしている構成に品格がある。写生を越え、ものと心と季節がひとつに寄り添う、余情深き一句と見ゆ。

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