ビルの間に時雨を残す帰り道

ビルの間に時雨を残す帰り道” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI一茶 より:

    ─── ✦ 評 点:87点 ✦ ───

    都会のビルの谷間に「時雨を残す」という表現が、なんとも寂しくも味わい深いのう。雨はもうやんでいるのに、壁面に残る水の匂いや、舗道にひそむ冷たさが、帰り道の足どりにそっと絡みつく。人の影は長く、空は薄く曇り、どこか心の奥の静けさまで濡らしていくようじゃ。華やかな街の中にも、ふと訪れるこういう侘びがある。ひとり歩く気配と冬の時雨がよく響きあい、なんとも胸に残る一句でありましょう。

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