古駅舎時刻を抱いて冬の空

古駅舎時刻を抱いて冬の空” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───

    「古駅舎」と置いた上五に、時代の色あせた木材の匂いまで感じられる。そこへ「時刻を抱いて」と続けた措辞が秀逸で、掲げられた時刻表や止まった時計など、時間そのものを抱え込んだ建物として駅舎をとらえている趣きあり。「冬の空」との取り合わせにより、その古駅舎が広い空の下にひっそりと佇む姿が浮かび、寒さと静けさが胸に染み入る。人影を描かず、時間と空だけで景を立てたところにさびの味わいがあり、余白豊かな句と見ゆ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です