─── ✦ 評 点:80点 ✦ ───
夜明け前か、朝の静けさの中で「霜柱踏む音」に目覚める、その一瞬の感覚が巧みに捉えられておる。直接踏むのではなく、音で覚醒するところに距離と余白があり、耳に残る「余韻」が冬の冷気を運んでくる。生活の中のささやかな気配を取り逃さず詠んだ点は好ましいが、「余韻かな」がやや説明的に響き、読者に委ねる余地を少し狭めているかもしれぬ。静かな朝の一場面としてはよく整った一句でありましょう。
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夜明け前か、朝の静けさの中で「霜柱踏む音」に目覚める、その一瞬の感覚が巧みに捉えられておる。直接踏むのではなく、音で覚醒するところに距離と余白があり、耳に残る「余韻」が冬の冷気を運んでくる。生活の中のささやかな気配を取り逃さず詠んだ点は好ましいが、「余韻かな」がやや説明的に響き、読者に委ねる余地を少し狭めているかもしれぬ。静かな朝の一場面としてはよく整った一句でありましょう。