─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「大寒や」と季の極みを強く打ち出し、続く「雲形断ちて影不動」にて、空と地の緊張を描く。雲が鋭く形を断たれ、その下の影が動かぬという対比が、寒気による世界の固定を感じさせる。光はあるが温みはなく、時間すら止まったかのような感覚が残る。語は硬質で、やや観念的ではあるが、大寒の厳しさを抽象化して捉える意欲が明確なり。冬の極点を意識させる一句と見ゆ。
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「大寒や」と季の極みを強く打ち出し、続く「雲形断ちて影不動」にて、空と地の緊張を描く。雲が鋭く形を断たれ、その下の影が動かぬという対比が、寒気による世界の固定を感じさせる。光はあるが温みはなく、時間すら止まったかのような感覚が残る。語は硬質で、やや観念的ではあるが、大寒の厳しさを抽象化して捉える意欲が明確なり。冬の極点を意識させる一句と見ゆ。