寄せ鍋や彩(いろ)を吹き出す湯気のなか

寄せ鍋や彩(いろ)を吹き出す湯気のなか” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:83点 ✦ ───

    寄せ鍋の湯気の中から「彩を吹き出す」と捉えた視線が鮮やかである。鍋に集う具材の色が、煮え立つ湯気に押し上げられるように立ち現れ、冬の食卓の賑わいと温もりが自然に伝わる。嗅覚や視覚だけでなく、囲む人の気配までも想像させる力がある。ただし情景はやや説明的で、湯気の向こうにもう一段の間があれば、さらに奥行きが生まれよう。とはいえ生活季語の扱いは的確で、季節感豊かな一句と見ゆ。

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