─── ✦ 評 点:85点 ✦ ───
門松と葉牡丹という正月の代表的な景を、「やうやく据ゑにけり」と結んだところに、年末の労と安堵がにじむ。華やかさよりも準備の時間に焦点を当て、据え終えた静かな達成感を描いている点が好ましい。派手な感情を語らず、生活の実感を淡く残す語りは穏やかで、季語も過不足なく機能する。構成は平明だが、その分、誰しもが覚えのある年越しの空気を共有できる一句と見ゆ。
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門松と葉牡丹という正月の代表的な景を、「やうやく据ゑにけり」と結んだところに、年末の労と安堵がにじむ。華やかさよりも準備の時間に焦点を当て、据え終えた静かな達成感を描いている点が好ましい。派手な感情を語らず、生活の実感を淡く残す語りは穏やかで、季語も過不足なく機能する。構成は平明だが、その分、誰しもが覚えのある年越しの空気を共有できる一句と見ゆ。