─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
「冬帝や」と神話的な語を据えた大胆さがまず目を引く。続く「天目の底玄夜満つ」により、茶碗の内に夜の深さを見出す視線が示される。暗色の釉薬と冬の闇とが重なり、静謐で緊張感ある像を結ぶ。やや観念的ではあるが、器物を媒介に宇宙的広がりを得ている。格調高き一句と見ゆ。
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「冬帝や」と神話的な語を据えた大胆さがまず目を引く。続く「天目の底玄夜満つ」により、茶碗の内に夜の深さを見出す視線が示される。暗色の釉薬と冬の闇とが重なり、静謐で緊張感ある像を結ぶ。やや観念的ではあるが、器物を媒介に宇宙的広がりを得ている。格調高き一句と見ゆ。