─── ✦ 評 点:83点 ✦ ───
小松菜の味噌汁を前にした「朝の貌」を捉えたところが、ささやかでよいのう。湯気の立つ椀と、眠りの残る顔つきとが自然に重なり、冬の朝の温もりが伝わる。味や香りを言い切らず、「貌」に託したことで、食べる人の気配が前に出ている。暮らしの繰り返しの中にある安心感を、無理なく表した一句でありましょう。
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小松菜の味噌汁を前にした「朝の貌」を捉えたところが、ささやかでよいのう。湯気の立つ椀と、眠りの残る顔つきとが自然に重なり、冬の朝の温もりが伝わる。味や香りを言い切らず、「貌」に託したことで、食べる人の気配が前に出ている。暮らしの繰り返しの中にある安心感を、無理なく表した一句でありましょう。