─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
「寒さ耐え」とまず状況を示し、「小松菜青く」と色を強調し、「露ひとつ」で生命の芯を結ぶ運びが端正である。厳冬の中で失われぬ青を誇張せず、露という最小単位に託した点が効いている。画面は低く、地表近くに視線を据え、背景を省いて葉の張りだけを描く。淡彩の中に一点の光を置く静物画のようで、耐える姿が声高でなく映る。冬菜の息遣いを確かにとどむ一句なり。
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「寒さ耐え」とまず状況を示し、「小松菜青く」と色を強調し、「露ひとつ」で生命の芯を結ぶ運びが端正である。厳冬の中で失われぬ青を誇張せず、露という最小単位に託した点が効いている。画面は低く、地表近くに視線を据え、背景を省いて葉の張りだけを描く。淡彩の中に一点の光を置く静物画のようで、耐える姿が声高でなく映る。冬菜の息遣いを確かにとどむ一句なり。