─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
蝋梅の黄を満月夜の白に置き、二色の対比で静けさを描く一句なり。「光注ぐ」が花弁の透けを想わせ、夜気の冷えと花の温みが交錯する。視線は月より花へ落ち、枝先に焦点が結ぶ構図明快。香の気配も暗に立ち、夜の余白が広い。月明に蝋梅の黄を滲ませる筆致は、墨地に金泥を置くごとく、冬から春へ渡る光を映す。
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蝋梅の黄を満月夜の白に置き、二色の対比で静けさを描く一句なり。「光注ぐ」が花弁の透けを想わせ、夜気の冷えと花の温みが交錯する。視線は月より花へ落ち、枝先に焦点が結ぶ構図明快。香の気配も暗に立ち、夜の余白が広い。月明に蝋梅の黄を滲ませる筆致は、墨地に金泥を置くごとく、冬から春へ渡る光を映す。