─── ✦ 評 点:87点 ✦ ───
凍解けの泥底に「錆びた斧」を据え、静と鋭を対置した発想鮮烈なり。鈍色の地に赤錆の点が差し、視線は低く沈む。研ぎ澄むという語が逆説を成し、季の始動を内に秘める構図となる。やや観念寄りなるも、物の質感は確か。湿地に鈍光を置くごとく、解氷の気をとどむ。
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凍解けの泥底に「錆びた斧」を据え、静と鋭を対置した発想鮮烈なり。鈍色の地に赤錆の点が差し、視線は低く沈む。研ぎ澄むという語が逆説を成し、季の始動を内に秘める構図となる。やや観念寄りなるも、物の質感は確か。湿地に鈍光を置くごとく、解氷の気をとどむ。