─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
遠景に「凍てどけさやか」と澄明を置き、ただ一つの湯気を中景に立てた構図が冴える。広き寒気の中、細き白煙が縦に立ち上がり、空間の奥行きを示す。色は抑えられ、冷青の地に白の一点が効く。動かぬ景の中に微かな揺らぎを置く筆致にて、冬から春へ渡る気配を淡く映すごとし。
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遠景に「凍てどけさやか」と澄明を置き、ただ一つの湯気を中景に立てた構図が冴える。広き寒気の中、細き白煙が縦に立ち上がり、空間の奥行きを示す。色は抑えられ、冷青の地に白の一点が効く。動かぬ景の中に微かな揺らぎを置く筆致にて、冬から春へ渡る気配を淡く映すごとし。