─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「残雪の減るほど」と自然の変化を置き、「空が重くなる」と心象へ転じたる構え、詩的な発想あり。雪の消ゆるにつれ空気の湿りや春の曇りが増す、その感覚を重さとして捉えたところ興味深し。ただやや観念の色濃し。「残雪の減るたび空の曇りけり」とすれば景いくらか定まらんか。季節の気圧のような感触を残す趣きあり。
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「残雪の減るほど」と自然の変化を置き、「空が重くなる」と心象へ転じたる構え、詩的な発想あり。雪の消ゆるにつれ空気の湿りや春の曇りが増す、その感覚を重さとして捉えたところ興味深し。ただやや観念の色濃し。「残雪の減るたび空の曇りけり」とすれば景いくらか定まらんか。季節の気圧のような感触を残す趣きあり。