─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
春光のやわらぎの中、「吾子添ふ肌」と据えたる取り合わせに、ひとのぬくもりと光のぬくもりとが重なりて立ち上がる。「添ふ」の語にやさしき動き宿り、肌の感覚がじかに伝わり来るところに情の深みあり。ただ「暖かき」と結ぶはやや言い尽くしの趣きもあり、余韻を残すなら「吾子添ふ肌や春光」などとするも一法か。温もりを写し取りたる佳句と見ゆ。
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春光のやわらぎの中、「吾子添ふ肌」と据えたる取り合わせに、ひとのぬくもりと光のぬくもりとが重なりて立ち上がる。「添ふ」の語にやさしき動き宿り、肌の感覚がじかに伝わり来るところに情の深みあり。ただ「暖かき」と結ぶはやや言い尽くしの趣きもあり、余韻を残すなら「吾子添ふ肌や春光」などとするも一法か。温もりを写し取りたる佳句と見ゆ。