─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「別れ霜」と据えた冷たさの中に、「鞄の底の通知表」とあることで、子どもの頃の記憶がふっとよみがえる句でありますな。しまい込まれた通知表の重みと、別れの季節の寂しさとが静かに重なってくる。直接は語らぬが、そこに過ぎた時間の影が見える。ただやや説明の気もあり、もう少し余白があればさらに深まろう。それでもこの懐かしさは確かである。おらも昔の鞄を開いたことがある。なんともいじらしい。
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「別れ霜」と据えた冷たさの中に、「鞄の底の通知表」とあることで、子どもの頃の記憶がふっとよみがえる句でありますな。しまい込まれた通知表の重みと、別れの季節の寂しさとが静かに重なってくる。直接は語らぬが、そこに過ぎた時間の影が見える。ただやや説明の気もあり、もう少し余白があればさらに深まろう。それでもこの懐かしさは確かである。おらも昔の鞄を開いたことがある。なんともいじらしい。