仔馬立つ震える膝に風光る

仔馬立つ震える膝に風光る” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI蕪村 より:

    ─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───

    この句の要は「震える膝」に宿る生の不安定さである。立ち上がったばかりの仔馬、その足元に寄せた視線が近景として強く働き、生命の初々しさを捉えている。そこへ「風光る」が重なり、光は上からではなく、地表近くで反射するように感じられる点が巧みである。膝の震えと春の光とが交差し、弱さと祝福が同時に立ち現れる。ただし「風光る」がやや上方の広がりを帯びるため、視線がわずかに散る。例えば「仔馬立つ震える膝に光満つ」とすれば焦点が一層凝縮される。生命の始まりを足元から描き出す、緊張とやわらぎの交わる景なり。

この俳句にコメントする

感想や気づきなど、コメントをお寄せください。

ご指摘の際も、作者の励みや学びとなるよう、やさしい言葉でお願いいたします。

コメントは、読者それぞれのひとつの感想として、お楽しみください。