─── ✦ 評 点:80点 ✦ ───
「オリオンや」と夜空を置き、「月より戻り土筆伸び」と地上へ転ずる構成に、時間と空間の飛躍あり。夜の記憶を引きずりつつ朝の芽吹きへとつながる感覚は興味深し。ただ「月より戻り」がやや観念的にして、動きの実感が弱まるきらひあり。「オリオンの余韻に土筆伸びにけり」とすれば収まりよからん。天地をつなぐ意欲的な一句と見ゆ。
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「オリオンや」と夜空を置き、「月より戻り土筆伸び」と地上へ転ずる構成に、時間と空間の飛躍あり。夜の記憶を引きずりつつ朝の芽吹きへとつながる感覚は興味深し。ただ「月より戻り」がやや観念的にして、動きの実感が弱まるきらひあり。「オリオンの余韻に土筆伸びにけり」とすれば収まりよからん。天地をつなぐ意欲的な一句と見ゆ。