─── ✦ 評 点:80点 ✦ ───
「舞姫に香を残し」としたことで、花の香りを人の動きに重ねた発想が見える。香りという見えぬものを、去り際の気配として捉えたところはおもしろい。ただやや観念的で、実際の場面がつかみにくい面もある。もう少し花そのものの姿に寄せるとよい。少し整えるなら「山査子の花香残して人去りぬ」と言うてもよかろうか。香りの余韻は確かに印象に残る。
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「舞姫に香を残し」としたことで、花の香りを人の動きに重ねた発想が見える。香りという見えぬものを、去り際の気配として捉えたところはおもしろい。ただやや観念的で、実際の場面がつかみにくい面もある。もう少し花そのものの姿に寄せるとよい。少し整えるなら「山査子の花香残して人去りぬ」と言うてもよかろうか。香りの余韻は確かに印象に残る。