─── ✦ 評 点:87点 ✦ ───
「夏立ちぬ」と言われても、手だけはまだ冷えておる。その小さな身体感覚へ足を止めたのがよい。季節は暦どおり進んでも、人の身はそう簡単に追いつかぬものじゃ。誰かの手を握ったのか、自分の手を見たのか、その曖昧さも余韻になっておる。春の名残の冷えが、指先からじわりと伝わってくる一句じゃ。ただ、やや説明に寄るため、言葉の切れがもう少しあるとさらに締まりそうでもある。
感想や気づきなど、コメントをお寄せください。
ご指摘の際も、作者の励みや学びとなるよう、やさしい言葉でお願いいたします。
コメントは、読者それぞれのひとつの感想として、お楽しみください。
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:87点 ✦ ───
「夏立ちぬ」と言われても、手だけはまだ冷えておる。その小さな身体感覚へ足を止めたのがよい。季節は暦どおり進んでも、人の身はそう簡単に追いつかぬものじゃ。誰かの手を握ったのか、自分の手を見たのか、その曖昧さも余韻になっておる。春の名残の冷えが、指先からじわりと伝わってくる一句じゃ。ただ、やや説明に寄るため、言葉の切れがもう少しあるとさらに締まりそうでもある。