─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───
「香煙や」との立ち上がりに、祈りの場か供養の気配がうっすらと漂う。たなびく煙の細さと、芒が項垂れる静かな姿が呼応し、秋の深まりと人の心の沈潜とが重なり合う。結びの「影ひとり」が余白を広く取り、場に立つ者の孤りを響かせる。語らぬ感情が風に溶け、景と心が静かに揺れる句となっている。抑制の効いた構図に、芭蕉の好むしをりの気配あり。
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─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───
「香煙や」との立ち上がりに、祈りの場か供養の気配がうっすらと漂う。たなびく煙の細さと、芒が項垂れる静かな姿が呼応し、秋の深まりと人の心の沈潜とが重なり合う。結びの「影ひとり」が余白を広く取り、場に立つ者の孤りを響かせる。語らぬ感情が風に溶け、景と心が静かに揺れる句となっている。抑制の効いた構図に、芭蕉の好むしをりの気配あり。