─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「風花や」と切り出したことで、景は一瞬の出来事として息を含む。その雪片は空に留まらず、地へ降りたとき「泡のごと」と喩えられ、白さの儚さと消滅の気配が静かに浮かび上がる。地面の質感――土か、石畳か、苔か――を明示せずとも、雪片の脆さがそれを示す。風に舞い、光に透け、触れれば消えるその姿は、墨絵に散した白の飛沫のようであり、描ききれぬほど繊細な季の息遣いをとどめる一句なり。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「風花や」と切り出したことで、景は一瞬の出来事として息を含む。その雪片は空に留まらず、地へ降りたとき「泡のごと」と喩えられ、白さの儚さと消滅の気配が静かに浮かび上がる。地面の質感――土か、石畳か、苔か――を明示せずとも、雪片の脆さがそれを示す。風に舞い、光に透け、触れれば消えるその姿は、墨絵に散した白の飛沫のようであり、描ききれぬほど繊細な季の息遣いをとどめる一句なり。