─── ✦ 評 点:80点 ✦ ───
山茶花に語りかけるような「よ」の呼びかけが、画面にひとつの人情味を添え、花と人との距離が柔らかに縮まる。北国の荒ぶる風を知らぬまま、温暖な地に咲く花の姿は、淡い紅を湛えて凛と立ち、雪嶺を背景にした屏風絵の対岸に置かれた一枝のように、静かでありながら象徴性を帯びる。花は風を避けて咲くのではなく、ただそこに在る。絵師が異国の景と此岸の枝を同じ巻物に描き添えるような、二景の対比が心に残る一句を映す。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:80点 ✦ ───
山茶花に語りかけるような「よ」の呼びかけが、画面にひとつの人情味を添え、花と人との距離が柔らかに縮まる。北国の荒ぶる風を知らぬまま、温暖な地に咲く花の姿は、淡い紅を湛えて凛と立ち、雪嶺を背景にした屏風絵の対岸に置かれた一枝のように、静かでありながら象徴性を帯びる。花は風を避けて咲くのではなく、ただそこに在る。絵師が異国の景と此岸の枝を同じ巻物に描き添えるような、二景の対比が心に残る一句を映す。