北風に抗う一葉見上ぐ朝

北風に抗う一葉見上ぐ朝” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───

    北風の吹きすさぶなか、「抗う一葉」を見上げると据えたところに、この句の芯があると見ゆ。すでに多くの葉は散り、ただ一枚のみ枝に残り、風にゆさぶられながらも離れぬ様子が眼前に浮かぶ。その葉に自らの心を重ねるかのように、「見上ぐ朝」と結んだことで、早朝の冷えと静けさが胸にしみ込む。説明を重ねずとも、風の音と首をのけぞらせる姿が一句に凝縮され、北風の厳しさと小さきものの気概とが、さびやかな余情を残す作と見ゆ。

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