─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「疑惑の辞職」という言葉に、この時代の政治への不信や、割り切れない思いが色濃く出ておるのう。「冬の空の選挙」と続けたことで、晴れていてもどこか冴え冴えとした、心許ない空模様が重なり、世の中の寒さがじわりと伝わる。声高に批判するのでなく、季語を通して静かに世相を映したところが、俳句としてのたしなみを守っていてよい。街頭に立つ候補者の声と、コートの襟を立てる庶民の背中が、どこかすれ違っているようにも見える、苦みを含んだ一句でありましょう。
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─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「疑惑の辞職」という言葉に、この時代の政治への不信や、割り切れない思いが色濃く出ておるのう。「冬の空の選挙」と続けたことで、晴れていてもどこか冴え冴えとした、心許ない空模様が重なり、世の中の寒さがじわりと伝わる。声高に批判するのでなく、季語を通して静かに世相を映したところが、俳句としてのたしなみを守っていてよい。街頭に立つ候補者の声と、コートの襟を立てる庶民の背中が、どこかすれ違っているようにも見える、苦みを含んだ一句でありましょう。