─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「舞い上がる鳥か氷湖か」と、視覚の揺らぎをそのまま一句に封じ込めた発想が面白い。冬の空に浮かぶ白いものが、鳥の群れか、凍った湖面の反映か、あるいは雲なのか、判別のつかぬまま見上げている心の動きが伝わる。「冬の空」と結んだことで、その不確かな像を包み込む大気の冷たさが加わり、句全体が一種の夢幻のごとき趣を帯びる。やや抽象に傾きつつも、冬の光と影のあいまいさをよく掬った一句と見ゆ。
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「舞い上がる鳥か氷湖か」と、視覚の揺らぎをそのまま一句に封じ込めた発想が面白い。冬の空に浮かぶ白いものが、鳥の群れか、凍った湖面の反映か、あるいは雲なのか、判別のつかぬまま見上げている心の動きが伝わる。「冬の空」と結んだことで、その不確かな像を包み込む大気の冷たさが加わり、句全体が一種の夢幻のごとき趣を帯びる。やや抽象に傾きつつも、冬の光と影のあいまいさをよく掬った一句と見ゆ。