─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
仲冬の夕の短さを、「夕朱」「早暮るる」と重ねて詠み下した構成が素直である。西空の赤みがわずかに差し、ほどなく夜に呑まれてしまう、その移ろいをためらいなく言い切ったところに潔さあり。語はやや説明に寄るが、季の実感は確かで、読む者の体感とよく重なる。「朱」の一語が句を支え、色彩を芯に冬の時間の速さを伝えている。もう一段、地上の気配を添えれば奥行きは増すが、夕刻の一瞬を捉えた点に価値ある一句と見ゆ。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
仲冬の夕の短さを、「夕朱」「早暮るる」と重ねて詠み下した構成が素直である。西空の赤みがわずかに差し、ほどなく夜に呑まれてしまう、その移ろいをためらいなく言い切ったところに潔さあり。語はやや説明に寄るが、季の実感は確かで、読む者の体感とよく重なる。「朱」の一語が句を支え、色彩を芯に冬の時間の速さを伝えている。もう一段、地上の気配を添えれば奥行きは増すが、夕刻の一瞬を捉えた点に価値ある一句と見ゆ。