─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「渡り鳥か」と問いを置き、「かの空ひとり」と受けたことで、広い空に孤影を浮かび上がらせる。鳰の湖と明示することで、水と空との距離が一気に縮まり、湖面に映る空までもが想像される。ひとりという語が、鳥にも作者にも重なり、冬の寂寥が静かに染み出す。説明を避け、視線の動きだけで情を導いた点が秀でており、余白に読む者の感情を委ねる構えに、芭蕉的な細みが感じられる一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「渡り鳥か」と問いを置き、「かの空ひとり」と受けたことで、広い空に孤影を浮かび上がらせる。鳰の湖と明示することで、水と空との距離が一気に縮まり、湖面に映る空までもが想像される。ひとりという語が、鳥にも作者にも重なり、冬の寂寥が静かに染み出す。説明を避け、視線の動きだけで情を導いた点が秀でており、余白に読む者の感情を委ねる構えに、芭蕉的な細みが感じられる一句と見ゆ。