─── ✦ 評 点:93点 ✦ ───
干柿の列を手前に置き、「向こうの峰」と奥行きを与え、さらに「空白し」と断じた構成が大胆である。視界はあるはずなのに、言葉としては空白とすることで、山と空との間に沈黙が生まれる。干柿という人の営みと、動かぬ峰と、その間に広がる何も語られぬ空間が、冬の澄明を際立たせる。説明を削ぎ落とし、欠如そのものを表現とした点に高度な凝縮があり、余韻の深さも群を抜く一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:93点 ✦ ───
干柿の列を手前に置き、「向こうの峰」と奥行きを与え、さらに「空白し」と断じた構成が大胆である。視界はあるはずなのに、言葉としては空白とすることで、山と空との間に沈黙が生まれる。干柿という人の営みと、動かぬ峰と、その間に広がる何も語られぬ空間が、冬の澄明を際立たせる。説明を削ぎ落とし、欠如そのものを表現とした点に高度な凝縮があり、余韻の深さも群を抜く一句と見ゆ。