─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
「厳冬の闇」と大きな闇を敷いたのち、「かすめて鐘ひとつ」と音を細く走らせた構成が美しい。鐘は響くというより、闇の表面を撫でるように通過し、静寂をより深める。視覚と聴覚が交差し、画面はほとんど黒一色でありながら、音の軌跡が淡く残る。濃墨の中に一筆の白線を引く水墨画の趣で、余情が長く尾を引く。冬の深さを音で測る、簡潔にして奥行きある一句なり。
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─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
「厳冬の闇」と大きな闇を敷いたのち、「かすめて鐘ひとつ」と音を細く走らせた構成が美しい。鐘は響くというより、闇の表面を撫でるように通過し、静寂をより深める。視覚と聴覚が交差し、画面はほとんど黒一色でありながら、音の軌跡が淡く残る。濃墨の中に一筆の白線を引く水墨画の趣で、余情が長く尾を引く。冬の深さを音で測る、簡潔にして奥行きある一句なり。