─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「金の吹く」とは秋風の色と光を金に喩えた洒脱な措辞であり、空気に漂う季の気配がただごとならぬ深みを帯びる。「おもかげの日々」と続けることで、過ぎ去った時への想いがにじみ出て、詠嘆の情を柔らかく導く。「雁のあと」と静かに結び、渡り鳥の余影に人生の余韻を重ねた構成は抑制が利いて秀逸である。ただ「おもかげの日々」はやや抽象に傾き、写生の力が少し和らぐ感もあり。とはいえ、情と景が緊密に溶け合い、深秋の余情を湛える句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
「金の吹く」とは秋風の色と光を金に喩えた洒脱な措辞であり、空気に漂う季の気配がただごとならぬ深みを帯びる。「おもかげの日々」と続けることで、過ぎ去った時への想いがにじみ出て、詠嘆の情を柔らかく導く。「雁のあと」と静かに結び、渡り鳥の余影に人生の余韻を重ねた構成は抑制が利いて秀逸である。ただ「おもかげの日々」はやや抽象に傾き、写生の力が少し和らぐ感もあり。とはいえ、情と景が緊密に溶け合い、深秋の余情を湛える句と見ゆ。