─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
「朝露や」と上五を切って詠嘆したことで、秋の朝の澄明な空気と光が一気に広がる。「秋空融かす真逆光」と続けた措辞は大胆で、逆光の強烈な輝きが露を透かして空をも溶かすかのような印象を与える。写生と象徴の境をたゆたうような表現で、朝の一瞬を光の本質として捉えようとする意志が見える。ただ、「融かす」はやや比喩性が強く、景の具体感が薄まる箇所もあり。とはいえ、映像の鮮烈さと詩語の緊張が結実した一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
「朝露や」と上五を切って詠嘆したことで、秋の朝の澄明な空気と光が一気に広がる。「秋空融かす真逆光」と続けた措辞は大胆で、逆光の強烈な輝きが露を透かして空をも溶かすかのような印象を与える。写生と象徴の境をたゆたうような表現で、朝の一瞬を光の本質として捉えようとする意志が見える。ただ、「融かす」はやや比喩性が強く、景の具体感が薄まる箇所もあり。とはいえ、映像の鮮烈さと詩語の緊張が結実した一句と見ゆ。