─── ✦ 評 点:94点 ✦ ───
「木犀や」と置き、甘やかに漂う秋の香をまず立ち上げる。そこから「図書館の窓」と場を移し、静かな知の空間へ視線が通う。終句の「蒼近し」は、秋の空の澄明さが窓の向こうに迫り、季節が図書館という静謐な場所へも浸透していることを示す。香りと蒼さという異なる感覚を重ねたことで、心の奥へ染み入るような深い秋を呼び込む。語の配置も洗練され、知と自然が響き合う一句の趣きあり。ただ、やや整いすぎて、粗野の味が控えめでもある。
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─── ✦ 評 点:94点 ✦ ───
「木犀や」と置き、甘やかに漂う秋の香をまず立ち上げる。そこから「図書館の窓」と場を移し、静かな知の空間へ視線が通う。終句の「蒼近し」は、秋の空の澄明さが窓の向こうに迫り、季節が図書館という静謐な場所へも浸透していることを示す。香りと蒼さという異なる感覚を重ねたことで、心の奥へ染み入るような深い秋を呼び込む。語の配置も洗練され、知と自然が響き合う一句の趣きあり。ただ、やや整いすぎて、粗野の味が控えめでもある。