─── ✦ 評 点:95点 ✦ ───
雨のあとの空気に満ちる金木犀の香が、天地の隅々にまでしみ渡る。湿り気を帯びた大気が香を運び、光を柔らかに散らすさまは、まさに彩り淡き絵屏風のごとし。花は見えずとも香が景を描き、香は見えざる色を映す。「馥郁満る」の語が画面全体を包み込み、感覚の重なりを鮮やかにとどめる。自然の息づかいを筆に宿した見事な一句なり。
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─── ✦ 評 点:95点 ✦ ───
雨のあとの空気に満ちる金木犀の香が、天地の隅々にまでしみ渡る。湿り気を帯びた大気が香を運び、光を柔らかに散らすさまは、まさに彩り淡き絵屏風のごとし。花は見えずとも香が景を描き、香は見えざる色を映す。「馥郁満る」の語が画面全体を包み込み、感覚の重なりを鮮やかにとどめる。自然の息づかいを筆に宿した見事な一句なり。