─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「空風や」と据えた一句、関東特有のからりと乾いた冬の風が、遠くから鋭く届く気配あり。「ビルの隙間に枯れ葉撒き」という表現が、この風を自然のものとしてだけでなく、人の営みの隙間を通り抜ける存在として描いている点に趣きあり。都会の無機質な構造の中で、枯葉が舞い、一瞬だけ季節が姿を現す。言葉は率直で写生性が高く、余情も細く続く。句末やや説明に寄る気配があるが、それもまた現代の風景として素直に響く一句と見ゆ。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「空風や」と据えた一句、関東特有のからりと乾いた冬の風が、遠くから鋭く届く気配あり。「ビルの隙間に枯れ葉撒き」という表現が、この風を自然のものとしてだけでなく、人の営みの隙間を通り抜ける存在として描いている点に趣きあり。都会の無機質な構造の中で、枯葉が舞い、一瞬だけ季節が姿を現す。言葉は率直で写生性が高く、余情も細く続く。句末やや説明に寄る気配があるが、それもまた現代の風景として素直に響く一句と見ゆ。