─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
枯葉の擦れ合う音が、冬の入り口を告げるように響き、「空を巨きな肺として」と措いた比喩が、景を大きく呼吸させる構図となる。音は小さくとも、その背景には澄んだ空気の広がりがあり、風が吹くたびに空全体が吸いこみ、吐き出すかのような感覚が生まれる。枯葉は前景の細部、空は遠景の大枠。その対比によって、世界がひとつの生命として描かれる。「音」と「呼吸」という異なる感覚を重ね、季の気配を体感として示した句なり。
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枯葉の擦れ合う音が、冬の入り口を告げるように響き、「空を巨きな肺として」と措いた比喩が、景を大きく呼吸させる構図となる。音は小さくとも、その背景には澄んだ空気の広がりがあり、風が吹くたびに空全体が吸いこみ、吐き出すかのような感覚が生まれる。枯葉は前景の細部、空は遠景の大枠。その対比によって、世界がひとつの生命として描かれる。「音」と「呼吸」という異なる感覚を重ね、季の気配を体感として示した句なり。